第10話「ミシンとヴァイオリン」
なんて言うか、親子で楽しむ名作劇場とはいえ、これは完全に大人の層を狙った物語だよね。もろ、お母さん泣かせ。
トラップ男爵がしまい込んだ奥さんの想い出の品を、フロイラインマリアが物置から見つけてきてしまい・・・という話だったが。
それを見て、怒る男爵の気持ちが伝わるだけで、見ているこっちは、じーんと来るよ。
愛されているじゃん、奥さん! 愛されてるじゃん、お母さん!
自分が死んだ後も、これだけ悲しんでくれる家族がいるって、幸せなことよね。ダンナさんと子どもたちが、これだけ泣いてくれるんだぜ? 母親冥利に尽きるわ。
お母さんのバイオリンを弾きたいと娘が言って、お父さんがそれを渡すシーンが感動的でした。
楽器なんて、親がやれと言っても、続かない子どもは多いが、自分から弾きたいと子どもに言わせたところがポイントなんでしょうね。
どさくさ紛れに、小さい子どもの頃のヘートヴィッヒとお兄ちゃんの姿が見れたところは、ちょっと萌えでしたが・・・。
今回の話には、ちょっと泣かされましたよ。いい話でした。