星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「トラップ一家物語」第11話

第11話「どろんこ遊びは最高!」

ここのところ、次女は泣くし、長女は怒るしで、どっかしら、殺伐とした空気が流れていたんだけれど、今回は、家族そろってみんなで笑うというシーンが多かったので、見ていて、非常に気持ちよかった。

その空気を作ったのも、みんなマリア先生のおかげ・・・と言う流れになっているんだけれど、フロイラインマリアがトラップ男爵に堂々と進言する姿は、どこかしら「よくやるなあ」的な恐ろしさを感じる。と言うか、今時、みんな、人と関わるのを怖れて、そういう「余計なお世話」みたいなことを、やらないようにしているでしょ?

「こうしたらどうですか?」「そうでしょうか? 私はそれは間違っていると思います」と、堂々と告げて、いろいろ家族の中を引っかき回していくフロイラインマリアの行動力は、あんまり現代社会では見かけなくなった、古き良き時代の空気を感じさせる。

だからこそ、この作品が持っているほのぼの空気が素晴らしい。

服を汚したら叱られる・・・と怯えている子どもたちに、堂々と汚していいんだよと、笑いを取り戻させたのは、見ていて非常に気持ちよかった。

「お父様、大好き♪」と、次女にほっぺにチュ!までさせて、幸せそうなお父さんに、よかったね。と言ってあげたいですね。