映画6.マイケル・アドセン監督 「100,000年後の安全」(デンマーク/フィンランド/スウェーデン/イタリア・2010)
フィンランドにある最終処分場オンカロの話。名前は聞いたことがあったけど、実際の現場の映像を見せてくれるのはなかなか貴重で、興味深かった。蟻の巣みたいに、ぐねぐねした横に長いトンネルを掘っている構造とか。
未来の人類に向けて、警告を残すべきか、それとも忘れ去ってしまう方が良いかの議論。警告を残すなら、どうすればいいか、言語よりもイラストの方が効果があるんじゃないかとか、近寄るだけでなんとなく不愉快になるようなモニュメントをつくるべきだとか、物語のテーマにもなりそうで、ちょっと不謹慎だけど、面白いなあ。と思いました。
使用済み核燃料をどうすべきか? そのテーマは、みんなで考えるべきことだと思います。一体、いつまで問題を先送りにするつもりなのかと、そう思えるから。