読書15.「週末ベトナムでちょっと一服」 下川裕治 朝日文庫
非常に面白かった。週末シリーズも今回はベトナム。週末がどうと言うより、ベトナムという国の紹介本という感じ。いろいろ勉強になりました。
南北に細長い国だという知識はあったものの、こんなに海岸線ばかり占領して、隣国のラオスなんか海がなくて困るんじゃないのかとか、地図を見ながら考えていたんだけれど、その意味でも地図がきちんと表示されているのが助かります。
もともと、アジアの国々の配置なんかよく知らないので、カンボジアがここ、ラオスがここ、その隣にタイがあるというだけでも、そうなのか〜と、感心するレベルで。ハノイとかホーチミンシティの名前は知っていても、具体的にどの辺か? というのを地図でさすことが出来なかったので、北がハノイで中国だった時代があるとか、南と北の文化の違いとか、そう言う説明が丁寧にはいるだけでも読み応えがあります。
ベトナムのカンボジア侵攻の話も、そう言えば聞いたことがあるなあ? 程度の知識で、ボートピープルが何故海に逃げなきゃいけなかったのかという話も、地図を見ながら改めて勉強した感じ。
フランスが統治していた時代があって、食文化にその名残がある話とか、面白かった。
コーヒーとバイクの国。2万ドンで100円という、桁違いのお金の国。本を読みながら、旅した気分になれるのは助かります。
この調子で、アジア各国、全部紹介してくれると助かるんだけど・・・。このシリーズが続くのを楽しみにしてます。次作に期待して待ってます。
- 作者: 下川裕治,阿部稔哉
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: 文庫
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