普通に旅行記と言うより、歴史探訪という感じで、歴史の解説の方が中心かな。近代日本史を勉強したい私としては、非常に興味深く読めました。
2013年に、韓国、台湾、沖縄(那覇)、中国(上海、大連・丹東)、マレー半島(シンガポール、クアラトレンガル)を旅した記録。
それぞれの国と地域にある、日本人が暮らしていた町や建物などの痕跡をたどる旅。再開発の波にのまれて、跡形もなくなっている場所もあれば、テーマパーク化されているところもあるし、日本が造った建物がそっくりそのまま、使われている場所もある。
それぞれの国の事情や歴史を解説してもらえるのは、読み応えがあって面白かった。そこに日本人がいたという足跡としての記録。
- 作者: 下川裕治,中田浩資
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る