星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

クリストフ・ガンズ監督 「美女と野獣」

映画28.クリストフ・ガンズ監督 「美女と野獣」(フランス・2014)

ディズニーのアニメ版を昔見て、良かった記憶があったので、実写映画化したのか〜と、興味を持って見に行ったんだけれど、ふたを開けてみたら、全然違った。

美女と野獣」というのは、元々フランスの民話で、それを映画化したもので、ディズニーのアニメ版とは無関係らしい。予告に騙されたよ。

とはいえ、これはこれで、独特の雰囲気を持ったダークファンタジーという感じだったな。森の神を怒らせて、呪いをかけられた男の話というか。廃城の不気味さがよく出ていて、森に閉じこめられる感じが良かった。

あんまり恋愛ものって感じはしなくて、一体、ベルは、いつ、野獣をそんなに気に入ったんだろう? と言う気がしないでもないんだけれど、それでも、呪いが解けるシーンは、やっぱり感動的だった。

呪いがかけられていたのは、野獣だけじゃなくて、飼っていた犬たちも、と言うあたりがフェイント。そう言えば、一緒に鹿狩りに参加していたもんね。ラストに登場してくる犬たちが可愛かったな。