星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士Vガンダム」第1巻 ウッソ・エヴィン 富野由悠季

読書48.「機動戦士Vガンダム」第1巻 ウッソ・エヴィン 富野由悠季 角川スニーカー文庫

テレビアニメ版は全話視聴済みですけど、内容はほとんど忘れてます。改めて、こんな話だったんだ〜と思いながら読んでるかたち。

ザンスカールの、地球にいる人々は、地球を汚すから殺すという主張、あれは納得できるのよ」「・・・父のような見苦しい男を見ていると、殺されたってしかたがないと思うわ」「あんな状態の中で、自分だけが助かろうと考えることは異常なのよ」

「いいんです。特別区の人々は、地球に住めるという特権を利用しているいぎたない人々です。堕落していました。私利私欲で地球を汚す人たちなどは、両親共々植物の栄養になった方がいいんです」

カテジナさんのセリフを抜き出してみたが、こうしてみると、彼女の潔癖さがよくわかる。男よりも女性の方が、曲がったこと、間違ったことが許せないという、正義感の強さがあるのかも知れないと思った。それは、自分の両親に対する失望から来るんだろうけど。(それとも逆か? 正義感が強く、理想が高いからこそ、自分の両親に対して失望してしまうのか?)

あるいは、クエス・パラヤの発展形が、カテジナさんになるのだろうかと、ちょっと思った。