第３３話「ワフト空域の賭け」
これは・・・。いろんな意味で微妙だなあ。と思ったのは、ギジェをモエラの代わりにイデオンに乗せるという話。気持ち的には、乗せてあげたいけど、土壇場での裏切りのシーンは、さすがにどきりとした。監視役のロッタが倒れ、もう一人のパイロットも気を失っているとなると、確かにこれは、絶好の寝返りタイム。ギジェの心が揺らいだのもわかるわ～。バッフ・クランに帰る最高のチャンスだったじゃないか。それこそ、どっちに転んでもおかしくなかったよね。
結果的には裏切らなかったんだからいいじゃないか～とも、言えるけど、こんな危なっかしい男を敵が死ぬほど欲しがっているイデオンに乗せていていいのか？ ベスが倒れているから、指導者の判断を仰げなくて、最終的にはコインで決めるしかないという。
人手不足の折、戦力がほしいのはわかるけど、難しいところだな。人を信じるっていうのは、本当に難しい。
この辺の判断が厳しくなっているところが、同時期の「バルディオス」よりもリアルなんだなあ。と思いました。
