星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「一両列車のゆるり旅」 下川裕治

読書28.「一両列車のゆるり旅」 下川裕治 双葉文庫

いつもアジア旅行記を書いている筆者が、国内のローカル線を旅した記録。おまけで、アジア旅行記のコラムも入っているけど、そんなに無理して入れなくても、国内旅行は国内で、いろんなドラマがあるから、海外の話にこだわる必要もないんじゃないかと思った。

鉄道には詳しくないので、幹線とか地方交通線とか、そんな分け方があるのも初めて知ったし、ディーゼル車と電車の違いも初めて知った。ディーゼル列車は雪に強いけど、電車は弱い。雪国では、平気でJRが動いているのに、何で都心の電車は、ちょっとの雪ですぐ止まるのかと思っていたけど、それも理由のひとつだろうか? と思った。

地方のローカル線を支えているのは、高校生と鉄オタのみ。せっかく列車が動いているのなら、もっとうまく活用する方法はないのだろうかと、考えてしまう。

要望を書くなら、国内旅行でも地図は入れて欲しかったなあ。と思う。地名や駅名をだらだらと書かれても、場所がよくわからない。こちらにわかるのは、都道府県の名前ぐらいで、それ以上の市町村の名前をいわれても、大体、どのあたりのことなのかも見当がつかないので。