星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

グザヴィエ・ピカルドハンナ・へミラ監督「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」

映画3.グザヴィエ・ピカルドハンナ・へミラ監督「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」(フィンランド・2014)

原作小説は未読。アニメは、昭和ムーミンはテレビで見たはずだけど、小学校入学前のことなのでほとんど覚えてません。平成ムーミンは「楽しいムーミン一家」を全話見ました。このアニメ版がとても好き。続けて放送された「冒険日記」はこれじゃない感が強すぎて、途中で挫折しました。

今回の物語は、原作にあるものなのかどうかは知りませんが、少なくとも、私の感覚からすれば、合格点かな。飛び抜けてすばらしい作品とも思わないけど、ムーミンらしいのんびりとした世界観はよく出ていて、面白かった。

声優さんの演技もまずまず。昔の役者さんが勢揃いしてくれたのは嬉しいし、声の演技は見事なもので、「楽しいムーミン一家」の世界を引き継いだ外伝を見ているよう。強いて言うなら、ムーミンママの声に若干、違和感があったけど、それでも、谷育子さんが現役でママ役をやってくれたのはやっぱりうれしいです。

観客のほとんどは女性で、全体的にみんな若いのでびっくりした。ムーミンファンの年齢層は、もっと高いかと思っていたんだけれど、10代20代が圧倒的ですね。順調に世代交代しているみたいで、若いファンがちゃんとついているのはいいことだと思います。