読書3.「モンテ・クリスト伯」第6巻 アレクサンドル・デュマ 岩波文庫
伯爵とアルベールが、ついに決闘! という衝撃展開に、この先どうなるんだ? とどきどきしながら読み進めましたが・・・。息子を助けたい母の愛と、父親の罪を認めて、素直に謝る勇気を持ったアルベールに感動しました。モルセール家への復讐は、これで終わったと思っていいのかな?
メルセデスが、伯爵に向かって「エドモンさん!」と呼びかけるシーンが泣かせます。
やっぱ、親の罪を子どもに背負わせるのはよくないわ。伯爵は、そのつもりで罠を仕掛けたみたいだけれど、とにかく、アルベールがすばらしかった。アルベールをそんな風に育てたメルセデスがすごいのかもしれないが。つまらない名誉やプライドよりも、大切なものがあると教えてくれたようでよかったです。