星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「なのはな」 萩尾望都

コミック21.「なのはな」 萩尾望都 小学館フラワーズコミックススペシャ

前に出た上製本も持っているので、基本は、再読。

改めて読み直すと「故郷が破壊されることの悲しさ」「故郷にもう戻れないつらさ」というのは、よく出ていると思う。それはやっぱり他人事ではないのではないかと思う。

放射性物質三部作は、SFだなあ。と感じる。古典的だけれど、やっぱり萩尾先生はうまい。

この本に追加された「福島ドライブ」は、雑誌掲載時に読んでいるんだけれど、やっぱ、単行本の方が落ち着いて読めるし、ストーリーも胸を打った。通しで読むと「なのはな」2作と対になっているんだなあ。というのが感じられた。