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星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Fate/Zero」第4巻 散りゆく者たち 虚淵玄

読書

読書12.「Fate/Zero」第4巻 散りゆく者たち 虚淵玄 星海社文庫

キャスターによる海魔出現からランサー組の最期まで。順調に面白いです。一気に読み進めてます。ここからは、コミック版未読の部分でアニメの記憶しかないんだけれど、小説で初めてわかったこととして、まず、ウェイバーくんの心情の変化。本屋でアレキサンダー大王の伝記を探すシーンがあったけど、アニメだとなんでいきなり? という彼の気持ちがわからなかった。

聖杯問答の時に見せられたライダーの家臣団。一様に男たちが征服王をたたえて、ついていく。その圧倒的な姿を見せつけられて、その分、自分の矮小さに気づいて落ち込んでいたのね。その気持ちがよく伝わった。

あと、アーチャーについても説明が入った。「ヒトの領分を超えた悲願に手を伸ばす愚か者・・・その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない」ギルガメッシュの神話についてはよく知らないが、なにか過去にそう言う物語があったんだな、というのは伝わるし、それ故に彼がセイバーを気に入ったのだというのはわかる。

最後がランサーで、ケイネスに忠臣として認められたかったという彼の気持ちを考えると、ソラウがさらわれて逆上したケイネス先生の言葉は、ランサーにとってきつすぎるほどきついというのがよくわかった。ソラウがランサーに惹かれているのがわかっていたから、その分、嫉妬が入って、八つ当たり。セリフを文字で読んで、ここまでひどかったのかと、その上、言ってすっきりしたというケイネス先生の気持ちまで描かれているから、なおさらランサーが不憫。そして、あの結末だから・・・。本当、報われないよね。