第2話「月に朝日が昇るまで」
順調に面白い。原作既読派としては、アルベールを誘拐した盗賊の名前がルイジ・ヴァンパだったことに反応しちゃって、ああ、ちゃんと原作通りなんだなあ、と思った。
前回助けられた死刑囚が、ヴァンパの使いをやっているのも、原作通りなんだけれど、アニメの描き方だと、どこまでが伯爵の思惑通りだったのかわからない。原作でははっきりと、伯爵はわかっていて死刑囚を助けたし、彼にはそうされるだけの理由があったんだけれど。
フランツの過去が描かれるけど、父親が川べりで殺されているカットを見て、ああ、この場面を持ってきたか~というのがわかる。原作で「誰が殺したのか」「知っているなら教えてください」とフランツがヴィルフォールの父親を問い詰めるシーンがあったんだけれど、アニメはそこまで描いてくれるかな? どうも、昔の記憶が残ってない。
父親の葬儀でフランツとアルベールが初めて出会ったというのは、アニメオリジナルだと思う。全体的に女性ファンサービスが満載で、こちらを喜ばせるには十分だった。
子どもの頃のフランツとアルベール。フランツのアルベールへの愛が伝わるし、その気持ちを知ってか知らずか、微妙な態度をとり続けるアルベールという。
原作のシーンをいろいろ取り入れて、キャラも少し変更させつつ、アルベールとフランツ、伯爵という深みのある関係性を描いているから、なんだか萌えるし、楽しいです。続きもすごく楽しみです。