星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

バイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督 「ズートピア」

映画8.バイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督 「ズートピア」 (アメリカ・2016)

正直、見る前はそんなに期待してなかったんだけれど、(所詮は動物ネタの子ども向けアニメでしょ? と侮っていたが)、実際に見てみたら、非常に面白かった。さすがに評判がいいだけのことはあるわ。何度も思っているけど、やっぱ、アメリカのアニメを侮っちゃ駄目ね。

主人公の一生懸命さもかわいいが、このウサギは、なにげにしたたかというか、キツネの弱みを握って、自分に従わせたあたり、なんかさすがだと思った。

そうやって始まった二人の関係が、だんだん友情になってきたり、それが壊れたりする波瀾万丈さ。よかれと思ってしたことが、裏目に出たり、そんなつもりはなかったのに、傷つけてしまったり。信用していた人が自分を裏切ったり、その逆も起こったり、人生にはいろいろあるよね。ってのを、2時間足らずのアニメ映画で、さらりと見せてしまうのがさすが。

進化したはずの動物が、薬で野生に戻る展開は、どこかで見たなあ? と思って、考えていたが、やっと思い出した。ちょっと違うけど「バンパイヤ」だ。と、どこか懐かしく思った。