映画26.デビッド・ロウリー監督 「ピートと秘密の友達」 (アメリカ・2016)
トトロがもし、みんなの前に姿を見せたら? という感覚に近いのかな? この場合はドラゴンだけれど、森のなかにはドラゴンが棲む。と、老人が子どもたちに話を聞かせている。そんな話は、子供以外、誰も信じないのだけれど。
森の中の交通事故で、両親を失った子供が一人残されて、ドラゴンに育てられる。この感覚も、野生児として「ジャングルブック」に近いのかもしれないが、この映画のほうがきれいにまとまっていたと思う。
お話の流れがなめらかで、この先どうなるんだろう? と思いながら、あっという間にラストまでたどり着いてしまった。オーソドックスな展開だけど、人間とドラゴンの交流は、なかなか感動的。良かったです。