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星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day」 乙一 原作:荒木飛呂彦

読書5.「The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day」 乙一 原作:荒木飛呂彦 集英社文庫

ジョジョ」第4部を素材にしたコラボ小説という企画で、アニメ版を見た勢いで読んでみたけど、これはあんまり「ジョジョ」でやる意味がなかったというか、あまりに内容がひどすぎて、「ジョジョ」のキャラや設定を使ってほしくなかったなあ。と思いました。

以下、ネタバレ有りですから、注意。

話の題材は面白いと思うけど、これだと、仗助くんがただの迷惑野郎だし、その上、本意ではなかったとは言え、結果的に人殺しまでしちゃっているじゃないですか。仗助たちが余計な介入をしなければ、すべて丸く収まった・・・ように見えなくもないので。

この場合、悪いのは誰か? というのを考えると、被害者たちに同情はできないし。仗助や億泰が、ここまで必死になって、戦う意味ってあるのかと思う。

一番気の毒なのは、なんの罪もない女の子が、結果的に殺人者にされちゃったことで。どうして彼女が人殺しをすることになったのか、結局は「The Book」の力で操られたということなのか、それとも、本人の意志だったのか、その辺を不明にしてごまかしちゃってあるのもなんだかなあって感じだし。

なんにせよ、もともとの事件を含めて、推理小説にありがちな、そんなことで人が人を殺すわけないでしょ? というご都合主義が感じられて、あんまりおもしろいとは思えなかったです。ただのひどい話かな。