映画26.ザック・スナイダー監督 「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」 (アメリカ・2016)
「マン・オブ・スティール」の続編。前作のラストシーンから物語が始まり、スーパーマンの戦いの影で大勢の人が亡くなっている様子が描かれる。それはいいけど、見ていて、途中でわからなくなったのは、バットマン側の気持ちで、バットマンがどういう人物だったのかがそもそも描かれていないので、ついていけなくなってしまう。ノーラン版のバットマンとも別人物みたいだし、この人がどういう人で、そもそも、バットマンとして何をやっていたのか? というのがわからないから、なんで、スーパーマンと戦わなきゃいけないのか、考えて、そこら辺でぐるぐるしてました。
逆に言えば、スーパーマンのほうが罠にはめられて、貶められていくのはよくわかった。
敵として出てきたルーサーのキャラが非常に良くて、役者さんのイケメン顔とその演技が印象に残る。
「その絵は逆さまだ。悪魔は地の底じゃなくて、空からやってくるんだ」という表現が良いなあ。と思って、ちょっと気に入りましたよ。宇宙人としてのスーパーマンを怖れ、憎む気持ちがわかりやすいかと。