星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「流れ行く者 守り人短編集」 上橋菜穂子

読書9.「流れ行く者 守り人短編集」 上橋菜穂子 新潮文庫

発売日に本屋で買った割に、ずっと積んでいた本。外伝に2冊めがあるなら、一緒にまとめて読みたいよね、と思ってしまったせいで、「炎路」が文庫落ちするまで待ってました。

で、ようやく読んだけど、別に無理に「炎路」と繋げなくても、これはこれでまとまったバルサの物語でした。子供時代のバルサとタンダが楽しめる1冊。特にタンダが、まだ子供子供していて可愛いんだ。バルサは、ちょっと年上のお姉さん、という立ち位置。この二人って、本当に幼馴染なんだなあってのを確認して、ニヤニヤしてました。

4つの物語が収録されているけど、人生の終焉を迎えつつある老人たちの物語として、どれも深いなあ、と思いました。まだ若い、バルサやタンダとの比較が良い感じ。

もっと早く読んでも良かったんじゃないかと思って、もったいないことをしてました。ちょっと反省。