星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「orange オレンジ」第6、7話

第6話「LETTER06」

第7話「LETTER07」

原作漫画を読んだ時には、「そういう設定なんだ」と思って、一気に読んでスルーしてしまったが、こうして、アニメで1話ずつドラマ仕立てで丁寧に見ていくと、キャラが生きている分だけ物語の矛盾に気づくというか。いくら見ても、私には翔君の気持ちがよくわからなくて。なんで、彼がそんなに自殺したいのか、その気持ちに共感できない。

母親の死に責任を感じたというが、そんな理由で、子供が自殺するものかねえ? 黙ってみていれば、友達はみんないい人だし、家族も優しそうなおばあちゃんがいるし、好きだと言ってくれる女の子が二人もいて、弁当は作ってもらえる、モーニングコールはしてもらえる。これだけ恵まれた環境にいて、何、ぜいたく抜かしているんだ?? 的な反発が来る。

自殺を考える子供って、普通、もう少し追い詰められた状況にいるんじゃないかと?

ただ、今どきの子供って、一人っ子が多いし、ましてや、ひとり親で、母親と息子の組み合わせだと、異常なほどの結びつきがあるみたいだから、母親には自分がついていなきゃだめだと考える可能性もあるんだろうけど、、、しかし、私はそんな環境に置かれたことがないので、その気持ちを想像できない。よくわからない。

息子への当てつけに自殺する母親に問題ありだと思うが、息子まで自殺すれば、今度は、ひとり残されたおばあちゃんが気の毒じゃないのか? おばあちゃんの気持ちを考えず、心配してくれる友達の気持ちを考えず、自殺するんだったら、こいつこそ、ただの自己中じゃん?? という気がするんで、やっぱ、私は翔君があんまり好きになれないんだわ。