星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」上巻 村上春樹

読書19.「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」上巻 村上春樹 新潮文庫

有名タイトルだけど、実は未読で、初めて読みました。で、村上春樹がファンタジー作家だったということを初めて知った。昔、「ノルウェイの森」だけ読んだことがあって、あんまり好きじゃない恋愛小説だなあ。と思っちゃったので、そういう恋愛ものを書く作家だと思い込んで、敬遠してました。

灰羽連盟」が話題になったときに、元ネタはこの作品だと聞いて、気になっていたんだけれど、なんとなく後回しにして、ここまで来た。読んでみて、確かに、この壁に囲まれた世界ってグリの街に見えるわ。と。時計塔があるし、図書館あるし、なんだか見たような世界。灰羽が住んでいてもおかしくないよね。と、いろいろと懐かしかった。

2つの世界が並行して語られるけど、どっちの世界観も非常に独特でセンスがあって、すてき。なるほど、人気があるわけだなあ。と思った。

気になるところで引いてきたので、続きも楽しみです。