星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「1Q84 BOOK1 <4月ー6月>」前編 村上春樹

読書21.「1Q84 BOOK1 <4月ー6月>」前編 村上春樹 新潮文庫

この作品も「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」同様に、二つの物語が同時進行で語られる形式を持っているが、「世界の終わり」ほどファンタジー要素は強くなく、その世界は、かなり現実に近い。けど、ちょっと私たちのいる世界とはずれがある。という感じかな?

青豆の物語にしろ、天吾の物語にしろ、どちらも魅力的で面白く、一気に読める。これからどうなるんだろう? という引っ張りはさすがにうまいですね。そのうちに、いつか、この二つの物語が交錯する時が来るのだろうか? その辺に期待しつつ、続きも楽しみにしてます。