星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「1Q84 BOOK3 <10月ー12月>」後編 村上春樹

読書26.「1Q84 BOOK3 <10月ー12月>」後編 村上春樹 新潮文庫

一見、めでたしめでたしのように見えるが、個人的には、牛河さんが気の毒で、なんとも・・・。結果的に彼は、恋人たちの橋渡しをすることになったわけで、牛河さんがいなければ、青豆と天吾って再会できなかったんじゃ?? という気もちょっとするのですよ。なんかこう、淡々と、自分の仕事をこなしていただけなのに、虎の尾を踏んだばかりに・・・。こうしてみると、教団よりも、タマルを雇っている老婦人側の組織のほうが強かったということですね。