映画4.スパイク・ジョーンズ監督 「かいじゅうたちのいるところ」(2009・アメリカ)
字幕版を自宅で視聴。夜に一人で見たんだけど、なんだか気味の悪い映画だった。別に楽しく、明るい映画を期待していたわけでもないんだけど、かいじゅうたちの造形が思いのほか、怖かった。泣きそうな顔をして、食っちまうぞ。的な脅しをやるあたり。
子供のうそを単純に信じるあたり、純真なんだろうけど、その分だけ、嘘だとばれた後のショックが強烈なんだろうな。
こういう物語は、河合隼雄が喜びそう。たましいの物語だとか、ユング心理学で分析しそうだと思った。少年の心理の奥底に、そういうかいじゅうが棲んでいる。みたいな?
「家族って難しいね」という一言が印象に残りました。子供よりも、子供に家出されたお母さんのほうが気の毒で、大変だろうと同情しちゃうので。