星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ポセイドン」上巻 ポール・ギャリコ

読書24.「ポセイドン」上巻 ポール・ギャリコ ハヤカワ文庫

有名な映画版は、新旧とも未見。だけど、この本は、有名な映画の原作だからではなく、あくまで、ポール・ギャリコの作品だから、手に取ったつもり。思いのほか、面白いので、あとで、映画版も見てみたいと思います。

予備知識としては、豪華客船がひっくり返って、閉じ込められた乗客が、いかに脱出するか? という話。程度。キャラクターは、今回初めて知って、スコット牧師の冷静さに感心してます。こういう人が中心にいないと、烏合の衆をまとめることなんか不可能なんだろうなあ。と。

「神は勝者を望まれる! 神は挑戦者を好まれる」「簡単に諦める者や、泣き言をいう者、物乞いをする者に、神は用がない。あなた方が耐えるように求められる試練はすべて、神を崇める行為です」「自尊心を持ち、独力で立ち上がるのです、そうすれば、神を尊び、神のために立ち上がることになる。神の助けが得られなければ、独力で行う根性があることを神に知らせるのです」「独力で闘いなさい、そうすれば、神は招かれずともあなた方の味方になって闘ってくださいます」印象に残った言葉をメモ。さすが体育会系の牧師。言うことが違う。