第5話「行って来るよ、母さん!」
宝の島へ冒険に行きたいジムと、それをとりなす大人たち。の描写が非常に良い。ジムは子供だから、連れていけない。とするトレローニさんと、連れていくのには反対しないけど、お母さんを一人にしていいのか? と問いかけるリブシー先生。
それを言われると弱いので、母親を残していくことと、冒険へのあこがれとで板挟みになっているジムの葛藤が、非常によく出ていた。
そして、13歳になった息子を、もう一人前の男だと認めて、行っておいで。と快く送り出す母親が立派。
もともと彼女の夫は、船乗りだったという設定が、上手くいかされていて、あの人だって、最初に海に出たのは、そのぐらいの歳だったから。と、ジムの気持ちに理解を示してくれる。いいねえ。このお母さん。