星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ホワイト・ガーデン」 獣木野生

コミック19.「ホワイト・ガーデン」 獣木野生 新書館ウィングス文庫 ちょっと読みたくなったので、10年ぶりに読み返してみた。今、読んでも素晴らしい短編集。絵の美しさと、癖があって面白い独特の会話、しっかりしたテーマが入った完成度の高い物語。少な…

「ヒルダの冒険」シーズン2第8、9話

第8話「50年前の夜」 第9話「鹿キツネ」 順調に面白い。タイムスリップネタはすっかりSFだし、鹿キツネが群れで現れる姿は、幻想的で美しかった。子供時代のヒルダが見れたのも貴重だし、ここでも過去の記憶と現在が見事に交錯する。毎回、演出が素晴…

「ポーの一族 秘密の花園」第1巻 萩尾望都

コミック18.「ポーの一族 秘密の花園」第1巻 萩尾望都 小学館フラワーコミックススペシャル これも、エドガーとアランの物語だとしてみると、違和感のほうが強いんだけど、アーサーの物語だと思えば、普通に面白い。ブラザー・ガブリエルが何者だったのかが…

「ポーの一族 ユニコーン」 萩尾望都

コミック17.「ポーの一族 ユニコーン」 萩尾望都 小学館フラワーコミックススペシャル 新キャラを迎えて、物語は別の方向に向かう。これはもう、バリー・ツイストの物語なんだなあ。と思って、そっちの視点で読んだほうが楽しめた。初読のときは、どうしても…

「ヒルダの冒険」シーズン2第5~7話

第5話「風車小屋」 第6話「町中の古い鐘」 第7話「コルドロン島の怪物」 順調に面白い。ビクトリアのマッドサイエンティストぶりはあいかわらずだし、アールバーグの迷惑ぶりもあいかわらず。どっちにも共通して言えることは、歴史に名を残すような人物に…

「ポーの一族 春の夢」 萩尾望都

コミック16.「ポーの一族 春の夢」 萩尾望都 小学館フラワーコミックススペシャル これが「ポーの一族」? と言われると、やっぱり、どうしても違和感バリバリになるのだけど、萩尾望都の新作シリーズだと思えば、それはそれで普通に面白い。作者が描いた二…

「ヒルダの冒険」シーズン2第2~4話

第2話「ドラウゲン」 第3話「魔女」 第4話「永遠の戦士たち」 順調に面白い。どの話もみんな素晴らしい。ウッドマンと一緒に船のたびに出て幽霊船にあったり、図書館の本棚の後ろから隠し部屋を伝って、魔女たちの部屋にたどり着いたり、スカウト活動でキ…

「別冊NHK 100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都」 小谷真理、やマザキマリ、中条省平、夢枕獏

読書8.「別冊NHK 100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都」 小谷真理、やマザキマリ、中条省平、夢枕獏 NHK出版 色んな人の萩尾望都作品解釈が読めて面白かった。このやり方なら、いくらでも本が作れるね。作品と読んだ人の数だけ解釈がある。みた…

「ヒルダの冒険」シーズン2第1話

第1話「トロールの群れ」 ようやくシーズン2に戻ってきたが、やっぱり、シーズン1を見直してよかったと思うのは、いたるところにシーズン1で使われていた設定が出てくるところで、見直した今度は、トントゥーのこともビットラのトンネルのこともよく分か…

「ヒルダの冒険」シーズン1第13話

第13話「大きな黒い犬」 シーズン1最終回。ものすごくきれいに終わったという記憶が残っていたけど、本当にきれいに終わった。ラストシーンをウッドマンのセリフで締める所が良い。 改めて見てみて、ヒルダが本当にいい子だなあ。と思って、感心する。み…

「ヒルダの冒険」シーズン1第12話

第12話「居場所を求めて」 家の中には、隙間を集めた亜空間が存在するという、その設定は覚えていたものの、トントゥーがそこで暮らしていた話などはすっかり忘れていた。 フリーダが、マーラにたぶらかされている設定も忘れていたし、そういう部分、もう…

「ヒルダの冒険」シーズン1第9~11話

第9話「おそうじおばけ」 第10話「大あらし」 第11話「森のおくの家」 フリーダともめたことは覚えていたけど、部屋の掃除の件だったことは忘れていた。「掃除をすればいいだけだろ?」というのには全面的に賛成なんだけど、完璧主義故に悩んでしまうフ…