星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

読書

「謎とき『風と共に去りぬ』」 鴻巣友季子

読書25.「謎とき『風と共に去りぬ』」 鴻巣友季子 新潮選書 「彼らはむかし、安泰の世に暮らしていたのに、ある日、突然、足元の世界が吹き飛んでしまった。あなたがいまいる世界もいつか吹き飛ぶだろう。新しい世界に対処するすべを身に着けていなければ、…

「鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布」 梨木香歩

読書24.「鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布」 梨木香歩 新潮文庫 地名を題材にしたエッセイ集。とは言え、自分的には、あんまり興味のあるテーマでもなし、内容も難しかったので、あんまり頭に入った気はしないんだけど。 著者があちこち旅した記録。…

「100分de名著 マーガレット・ミッチェル 風と共に去りぬ」 鴻巣友季子

読書23.「100分de名著 マーガレット・ミッチェル 風と共に去りぬ」 鴻巣友季子 NHK出版 新潮文庫の新訳版「風と共に去りぬ」の翻訳者による、本格的な解説で、読み応えがあって面白かったです。レット・バトラーをドS男子と評したり、「萌え」文学の原点…

「風と共に去りぬ」第5巻 マーガレット・ミッチェル

読書22.「風と共に去りぬ」第5巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫 人は、自分を基準にして、相手を見るから、善人は、相手もまた善人だと思い、悪人は、相手もまた悪人か、もしくは馬鹿だと思う。そして、お互いに、相手のうちに自分にないものを求める…

「風と共に去りぬ」第4巻 マーガレット・ミッチェル

読書21.「風と共に去りぬ」第4巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫 「スカーレットは悪くなんかありません。彼女はただ、すべきと思うことをしただけよ。同じように男性たちも、すべきと思うことをしたの。人間にはそれぞれ己のなすべきことがあるし、し…

「風と共に去りぬ」第3巻 マーガレット・ミッチェル

読書20.「風と共に去りぬ」第3巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫 順調に面白い。タラを守るために、なりふり構わず頑張るスカーレットのたくましさに感心する一方、彼女の悪女としての見せ場もちゃんと用意されている所が良いな。と思った。 レット・バ…

「風と共に去りぬ」第2巻 マーガレット・ミッチェル

読書19.「風と共に去りぬ」第2巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫 スカーレットのアトランタでの生活と、その破綻。戦争はまだ遠いことだと思っていたのに、どんどん近づいてきて、一気に押し寄せてくる。その怖さが、迫力と臨場感を持って、迫ってきま…

「手にとるように民俗学が分かる本」 岸祐二

読書18.「手にとるように民俗学が分かる本」 岸祐二 かんき出版 だいぶ前に買って積んでいた本。なんとなく、読みたくなって、ちまちまと進めていた。古い日本の風習が丁寧に説明されていて、勉強になりました。面白かったです。

「風と共に去りぬ」第1巻 マーガレット・ミッチェル

読書17.「風と共に去りぬ」第1巻 マーガレット・ミッチェル 新潮文庫 少し前に読んだ「アトム今昔物語」にスカラさんだの、バトラーだの、明らかにこの作品の影響下にあるキャラクターが出てくるので、気になって、読んでみたくなった。タイトルは有名だけ…

「あすなろ物語」 井上靖

読書16.「あすなろ物語」 井上靖 新潮文庫 初読は中学生の時。「あすは檜(ひのき)になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって! それであすなろうと言うのよ」このセリフが強烈な印象を残し、40年経っても…

「ハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクル」 若木未生

読書15.「ハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクル」 若木未生 トクマノベルズ 同人誌やおまけペーパーなどに書かれていた掌編をまとめたもの。読み逃していた作品も多いので、1冊にまとめてくれたのは助かりました。 どんなに短…

「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す the world」 若木未生

読書14.「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す the world」 若木未生 トクマノベルズ これにて、完結。思いの外、きれいにちゃんと終わって、放心状態。ああ、終わっちゃったなあって。 30年にわたって親しみのあった六本木のマンシ…

「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician」 若木未生

読書13.「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician」 若木未生 トクマノベルズ 十九郎が意識不明の間のジョーアツの物語と、その後の水沢くんの物語で中編二本立て。 どっちも非常に良かったですけど、自分は水沢ファンな…

「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌 the confessor」 若木未生

読書12.「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌 the confessor」 若木未生 トクマノベルズ 幻将皓と十九郎は、伽羅王と闘いたい・・・という想いでは一致していたということなのか。ただ、やっぱり、どう考えても、十九郎の気持ちは分かり…

「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 天の聖痕 the rebellion」 若木未生

読書11.「ハイスクール・オーラバスター・リファインド 天の聖痕 the rebellion」 若木未生 トクマノベルズ 再再読のはずなんだけど、微妙に忘れているので、十九郎の気持ちについて考えている。希沙良のお守りに疲れたというのはわかるとしても、それで、な…

「ハイスクール・オーラバスター オメガの空葬」 若木未生

読書10.「ハイスクール・オーラバスター オメガの空葬」 若木未生 集英社コバルト文庫 オーラバスター完結記念に、3度めの再読。完全版から読み直したおかげで、幻将皓との因縁含めて、十九郎の気持ちが少しはわかったような気がする。

「イトウの恋」 中島京子

読書9.「イトウの恋」 中島京子 講談社文庫 「ふしぎの国のバード」を読んだ勢い、伊藤の話が読みたくて、購入。まあ、こちらは名前も微妙に変えてあるから、あの伊藤ではないよ。あくまで創作だよ。と、念押しされてはいるけど。 明治時代から現代まで続く…

「オーラバスター・インテグラル ファウスト解体」 若木未生

読書8.「オーラバスター・インテグラル ファウスト解体」 若木未生 トクマノベルズ 「オーラバスター」完結記念に読み直しているが、昔、読んだときも面白くなかったという印象が残っていたが、もう一度、読み返しても、やっぱり、あんまり面白いと感じない。…

「ハイスクール・オーラバスター 完全版 ビギンズ」第2巻 若木未生

読書7.「ハイスクール・オーラバスター 完全版 ビギンズ」第2巻 若木未生 朝日ノベルズ コバルト文庫版から数えて、3度めの再読。やっぱり、何度読んでも良くできていると思います。「十字架の少女」も「迷える羊に愛の手を」も。ラノベらしいラノベという…

「吟遊詩人ビードルの物語」 J.K.ローリング

読書6.「吟遊詩人ビードルの物語」 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 「ハリポタ」世界の中で、魔法使いの子どもたちに語り継がれているという童話集。見事に子供向けの童話に成り立っていて、ちゃんと魔法世界の解説までついているという念の入れ…

「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-3 J.K.ローリング

読書5.「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-3 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 最終決戦あたりは、一気に読みました。面白かったです!

「ハイスクール・オーラバスター 完全版 ビギンズ」第1巻 若木未生

読書4.「ハイスクール・オーラバスター 完全版 ビギンズ」第1巻 若木未生 朝日ノベルズ 「オーラバスター」完結の報を聞いて、この際、最初から読み直そうと思いました。コバルト文庫版はほとんど処分してしまったので、持っている分だけですが。 完全版を…

「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-2 J.K.ローリング

読書3.「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-2 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 分霊箱を探すハリーの旅は、危機また危機の連続で、ハラハラさせられっぱなしで、読み応えがある。 ロンに対してささやきかける「お前の母親は娘が欲しかったのだ」…

「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-1 J.K.ローリング

読書2.「ハリー・ポッターと死の秘宝」7-1 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 偉大な人が亡くなったあと、マスコミがあることないこと書き立てて、「ダンブルドアの真実」と謳い文句にして、本を出す。ってのが、いかにもありがちのことに見えて…

「北の海」下巻 井上靖

読書1.「北の海」下巻 井上靖 新潮文庫 「しろばんば」から始まる井上靖氏の自伝的三部作、これにて完結。正直、もっとずっと読んでいたかった。洪作くんがいよいよ台湾に旅立ったところで終了したが、両親の元へ行ったところで、ちゃんと受験勉強できたのか…

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-3 J.K.ローリング

読書25.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-3 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 もはや、古い作品と言っていいんだろうから、ネタバレ全開で書くけど。 ダンブルドアが死んでしまったことが一番ショック。しかも、スネイプ先生が殺しただと!…

「北の海」上巻 井上靖

読書24.「北の海」上巻 井上靖 新潮文庫 北の海というのは、金沢から見た日本海のことなんだね。沼津や伊豆から見て、金沢が北になる。それだけ遠くなんだろうけど、主人公が、金沢に向かう列車に乗って、東海道線を米原で北陸線に乗り換えたことになんか感…

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-2 J.K.ローリング

読書23.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-2 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 少しずつ明らかになってくるヴォルデモート卿の過去。 マルフォイは何を企んでいるのか? 色々気になるけど、まだ教えてもらえないから、続きを待ちます。

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-1 J.K.ローリング

読書22.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」6-1 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫 さて、二重スパイのような役割を果たしているスネイプ先生だけど、人気があるのは知っているので、単なる悪役には終わるまいと思っているよ。たぶん、ギリギリ…

「夏草冬濤」下巻 井上靖

読書21.「夏草冬濤」下巻 井上靖 新潮文庫 洪作くんの学生生活は続く。ずっと一緒だった二人の友だちと喧嘩したり、別れたり、ひとつ年上の少年たちの仲間に加わったり、上流家庭の子供の家にごちそうになりに行ったり、下宿する寺を覗きに行ったり、いろん…