星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「最終兵器彼女」第3話「ふたりで・・」

かなり微妙だ。アニメ制作スタッフも頑張っているとは思う。思うけど・・。
原作の味が上手く出せてないと思うのは気のせいだろうか?
原作の微妙な間の取り方とか、物語のリアリティの部分とか・・。

もともと、普通の女の子が最終兵器になってしまう・・という原作の設定は異常すぎるのだ。
異常な設定なんだけど、原作はそれを異常に見せない微妙な間の取り方があったのだ。だけど、アニメではそれが何となく壊れているような気がする。

私はうっかり原作を先に読んじゃったけど(まあ、まだ3巻までだが・・)、アニメだけでこの物語を知った人は、今頃とまどっているんじゃないだろうか?
なんで戦争と、高校生の純粋恋愛が作品の中で同居しちゃうのか。

普通の女の子が何故戦いに出なきゃいけないのか? 彼女が戦っている最中に彼氏の方がこんなにのんびりと昔の彼女(とはちょっと違うか)とのあいだでとまどっていていいのか。

そりゃあ、ちょっと誰が見たってザンコクじゃないか? 問いかけるまでもないよ。
原作はその辺の疑問を疑問にならないうちに、微妙なニュアンスでごまかしちゃっているのだが、アニメではそれがうまくいっていないように見える。

下手すると、アニメの方は途中で崩壊するかも知れないなあ。特に13話しかないんじゃ、なおのこと難しいんじゃないだろうか?

原作の宣伝用フィルムだと割り切って見るしかないのだろうか? そうはなって欲しくないのだけど・・・。