平和だった日常が、壊れてゆく。ずっと続くと思っていた世界が、あっけなく崩れてゆく。
さすがに今日は泣かされた。彼女のその最期があんまりだったので。
ブランコの下に隠されていた文字にも、部屋の壁に貼られた写真にも。
そうやって、ずっと想いを隠していて・・。しかし・・気づかないシュウジの鈍さにはあきれるところなのだけれど、でも、本当なら、そのままずっとずっと友達のままで、一緒に平和にいられたはずだったのに。
平和な日常というものが、幻想であると気づかされる瞬間は残酷だ。
実際、我々の現実世界だって、そうやっていつ崩れるかわからないのだから。
個人的には、ちせよりもずっとアケミの方に思い入れがあったので、この回はかなりショックだった。
一方のちせはさすがに人間離れしすぎていて、怖くて、感情移入の対象にならないから。
そこがこの作品のネックといえば言えるかも。ううむ?