星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「十二国記」第十五話「風の海迷宮の岸 一章」

うーん。私は元々アニメ版「十二国記」のキャラデザに不満があったのだけど。
要するに陽子も嫌なら、六太も景麒も嫌。楽俊もネズミの時はいいけど、人型になるとちょっと・・という人間だったのだ。
動物や妖魔はいいけど、人間はイマイチと言うことかな?

今回は、私が個人的に原作で一番思い入れのある高里くんが、なんであんなかわいくないデザインにされちゃったんだろうとちょっとショックを隠せない。ため息・・・。
特に子どもの頃、庭で立たされているシーンは、もっとかわいく描いてくれてもいいんじゃないかと思うんだけど。

一方で、白汕子のデザインはよかったと思うんですけどね。というか、雰囲気が良く出ていた。女怪の誕生シーンから、彼女がどんなに泰麒を待ちわびていたか、それがさらわれていくシーンの彼女のショックなんかは上手くできていたと思います。

状況説明のセリフが多いのは、ちょっと閉口したけど、元が小説だからある程度は仕方がないでしょう。

高里弟が変なオリキャラにされちゃったのはショックだったけどね。
どうなんだろう? 杉本さんもそうだけど、この脚本家が作るオリジナルキャラって小野さんの世界と全然あわないように思うんだけど、そう感じるのは私だけなのかな? アニメだけ見ている人には違和感とかないんだろうか? 原作ファンには不評の杉本にもファンはいると聞いたからちょっとびっくりしたんだけど・・。

魔性の子」のホラーっぽい部分もちゃんと出ていたと思うし、(隙間から出ている女怪の手は怖かった〜)、「お前は王の敵か?」と呼びかけるシーンもなかなか。
とは言え、杉本さんに広瀬先生の役割をやらせる展開はいただけないからやめて欲しいな。彼女は「つなぎ」的役割だけでいいと思うんだけど・・。さて?