星の原休憩所

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「機動武闘伝Gガンダム」第19話

第19話「激闘!ドラゴンガンダム対ボルトガンダム

今川監督は「父と息子」「兄と弟」「師匠と弟子」というような縦のつながりを好んで使うように見えるが、この話数で見られるのはアルゴとサイ・サイシー、つまり「おっさんと少年」という組み合わせだ。(アルゴの年齢が26歳という設定は、この際無視・・)

無口な大男が、実は心やさしくて、本当はファイトなんて望んでいない・・という設定もいかにものお約束。アルゴがそう言いつつ、サイ・サイシーのことを語るとき、画面には白々しくも小さな白い花が揺れていて、アルゴがそれを指でもてあそんでいる。彼の目には、サイ・サイシーがあの小さな花に見えるんだろうか?

一方のサイ・サイシーの目にはアルゴの姿がデビルガンダムと重なり、その恐怖に怯え、惑う姿が描かれるが、そんな彼を教え諭すのもアルゴの役割になっている。まあ、彼はほとんど喋らないのだが、そこはファイトを通じて学ぶこともある。
「また会おう」「ああ、またな!」
そうして背を向けて去っていくアルゴと彼を見送るサイ・サイシーの笑顔で最後をしめるのもまたいい。少年はそんなおっさんの、背中を見ながら成長していくものなのだ。うんうん。

本日のシュバルツのお言葉。
「目前の敵に全神経を集中すればこそ、あれだけのファイトができる。恐れや迷いを断ち切り、技に己の魂を込めるのだ!」
「戦士を高めるのは強敵の存在だ。ぐずぐずしていると彼らに先を越されてしまうぞ」
「泣きたくなければ、己を鍛え抜くことだ」
(シュバルツはほとんど修行中の解説係ですね。口うるさい先輩タイプと見るべきか? いや、違うな。どちらかというと鬼コーチ・・に近いか?)

本日のサービスシーン。
その1.サイ・サイシーにスカートをめくられ、レインの下着があらわになる。それを見て真っ赤になるドモン、水の中にこける。「修行がたりんぞ、ドモン」とシュバルツ。
その2.ナスターシャの水浴びシーン。全裸で泳いでいるのをサイ・サイシーが目撃。「誰!?」といきなり銃で狙撃。「ちょっと大げさなんじゃないの? ねえ」と、サイ・サイシー