星の原休憩所

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「機動武闘伝Gガンダム」第21話

第21話「決勝迫る!タイムリミット3日前」

機動武闘伝Gガンダム」は全49話なのだけど、基本的に4〜5話ぐらいで一区切りの物語になるように構成されているようだ。

要するに1〜5話までがドモンがメインキャラの4人とファイト。
6話でネオジャパンコロニー。デビルガンダムとキョウジの話がでてくる。
7〜11話で、メインキャラの4人を一人ずつ交えつつ、各国のガンダムとファイトしていく。ここで1クール目(放浪編)が終了。
12〜16話が新宿編。東方先生の登場。
17〜20話が、メインキャラそれぞれとの修行編になる。
だから、構成としては今回の21話は新しい物語の序章となる。
いきなり香港での決勝戦まで後3日!! などという設定を出してきたが、なんだか見ようによっては、まるでクライマックスのようだ。タイムリミットの設定は物語に緊張感を運ぶ。

12話で初登場したときもそうだったが、東方先生による物語への影響力はすさまじいものがある。前言を撤回するが、それはやはりシュバルツの比ではない。

今回で東方先生が久々に登場してくるのだけれど、実際、東方先生が出てくるだけで一気に物語に活力が生まれるのだ。
「明鏡止水の境地」という新たな言葉も飛び出し、ドモンの修行も完成間近・・という物語の流れに、東方先生が現れたとたん、ドモンは我を忘れて師匠に飛びかかってしまう。シュバルツが「愚か者が〜! お前の修行はまだ!!」などという含みを持たせたセリフを喋るから、なおのこと緊迫感がある。

17〜20話までの物語は、21話以降を盛り上げるための前哨戦に過ぎなかったのかもしれない。