第3話「寺院 話師 パンケーキ」
うーん。この郷愁のあふれるしっとりとした世界観がとても好きだ。ゆっくりと流れる時間の感覚が気持ちいい。それぞれの女の子たちの会話にも不自然なところがないし、変な風にすれていないところがいい。
「使えない翼」というのを強調しておいて、
「本当に飛べたらいいのにね」「飛べるよ! 信じていればいつか必ず飛べるよ」「クウはそう信じているんだ」「うん、そうかもね」
「私は、カラスは私たちと友達になりたいんだと思う」「カラスと話ができたらいいのにね」
セリフで抜き出しちゃうと陳腐に見えるかもしれないんだけど、あの世界ではこんなありふれた言葉でさえもちゃんと意味を持って聞こえるからすてきです。
レキの描いている絵をあえて見せなかったところは伏線でしょうか? いつかアトリエにはいることもあるのかな? 楽しみです。