星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「オーバーマンキングゲイナー」第6話

第6話「セントレーガンの刺客」

困っちゃったなあ。第5話までの脚本と演出が完璧だと思ったのに比べて、この6話は全然ダメに見えるんですけど。なんて言うのか、まじめすぎてつまんない。各エピソードもほとんどつながりがないし、まとめかたが悪い。
たとえば最初の段階でアナ姫が「私も戦いに参加するのです」とか言って、家庭教師のお姉さんやゲインを困らせているけど、その描写が今回のテーマとなんにもつながらないし、ただ描いただけになっている。

ゲインに子供がいたり、アスハムとの関係にはちょっとびっくりしたけど、もし、それをメインに描きたいのであれば、冒頭での、子供であるアナ姫とゲインのエピソードをもっとうまく使うべきだと思う。まあこの二人は親子じゃないけど、「父親と娘」の関係を視聴者にオーバーラップさせるぐらいにもっと見せてもよかったんじゃないだろうか?
家庭教師のお姉さんが「ゲイン様〜」と嘆く姿も、「女たらし」であるゲインを強調させて見せることができたんじゃないかと思うのに、つながりが悪くてほとんど意味をなしていないからもったいない。

と悪口を言うだけじゃ、なんなので、よかった探し
1.結局、ヤッサパ隊長を殺したのはアスハムなんでしょうか? それをわかっていて、わざといけしゃあしゃあとしているところは悪人ぽくていいかもしれない。
2.ゲインとアスハムの殴り合いのシーンだけど、見せ方に独特の味があったなあ。特に前半のカメラの角度の位置が気に入った。
3.最初の段階で敵のオーバーマンのパイロットを全く見せない演出は、敵の不気味な強さを醸し出していてよかったと思う。最後まで出てこなければもっとよかったかもしれない。ちらっと姿を見せるだけにした方が私としては好みなんだが・・。ま、そうもいかないか。