星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「マクロスゼロ」第1巻「海と風と」

文句なく、見事でした!

旧シリーズと世界観がつながっているとは言え、これは全く別作品ですね。
たとえるなら「オーガス」と「オーガス02」ぐらい違いますよ。それ以上かもしれない。

冒頭、戦闘機乗りとしての主人公のドッグファイトのシーンと、墜落して落ちた先の島でのシーンが見事に絡み合って、「空」と「海」に分かたれた世界の構図を示しているし、それは戦争をやっている文明社会と素朴な信仰の中に生きる島社会の構図も同時に示している。

そういう物語の二重構造の中に、「巫女」である姉と文明にあこがれる妹という二人のヒロインが主人公を巡って配置されている。

島における主人公と姉妹のやりとりの間に、ロイ・フォッカーとその先輩である女性の描写を巧みに織り交ぜつつ、見事な流れでストーリーが進んでいって、引き込まれるように見てしまいました。いやあ、面白かった♪

個人的に嬉しかったのは、演出担当が「灰羽連盟」監督のところともかずさんだったこと!! さすがです〜!

さて、今後の展開として一番気になるのは、果たしてクローディアさんは出てくるのかな? という点かな。長期シリーズになりそうだし、どうしても期待してしまいます。いやあ、続きが楽しみ。これからもこのレベルを落とさずにがんばって欲しいです!(^^)