星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「羊のうた」第6巻 冬目景

■「羊のうた」第6巻 冬目景 幻冬舎バーズコミックス

「家族のあり方」を問い直す物語なのかと思っていたら、もう少し幅を広げて「人と人の関係性」にまで、突き詰める物語だったんですね。
「他者を傷つけるかもしれない」として、あえて「俺のことは放っておいてくれ」と今までの友人関係を断ち切ろうとした主人公。
それでも、人と人の関係というのは、そう簡単に切ることはできない。
必ずどこかで誰かとつながっている。そんな感じかな?

自殺したお父さんのことを知ろうとする新キャラの登場が、そんなテーマをかいま見せてくれたように思いました。

ただ、7巻で終わってしまうのはちょっとショック。まだまだプロローグなのかと思っていたよ・・。(^^);