星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED」第26話

第26話「モーメント」

総集編ですね。西川氏の声は、最初は「げ!」と思ったのが正直なところだけど、まあ、ラストまで見ていた限りではだんだん気にならなくなりました。

それにしても、見事なフィルムの繋ぎ方に感心♪
総集編を見るときは、制作者側がどのシーンを選んでつなぐか、それに注目して見ているんだけど、なかなかドラマチックにまとめたじゃないですか。
なんだか別の作品を見てるみたいだった。(^^);

そういえばキラって最初の段階でアスランたちの仲間を一人、殺していたんだね。そんなキャラがいたこと、すっかり忘れてたよ。(苦笑)

フレイをあまり表に出さずに、ラクスとカガリ中心でまとめたところが気に入った。ラブストーリーとしてはどこを見て欲しいか・・はっきりわかるじゃないですか。「何と戦わねばならないのか、戦争は難しいですわね」のセリフからも、敵同士の二人をあえて恋人同士の組み合わせに持ってきた理由がわかる。
また「あいつは利用されているだけなんです」というアスランのセリフや、キラの友人連中の優柔不断さを指摘しているし、フレイはあくまで父親の復讐をしているんだと言うことをしっかり見せてきた。ナチュラル側のコーディネーターに対する差別意識というのも見え隠れする。

「友達を守りたい」けど、「誰も殺したくない」と言って泣いているキラの気持ちもよく伝わったし・・。

この総集編を見れば制作側が「ガンダムSEED」という作品で伝えたいと思っていること・・というのが十分にわかるように上手くまとめていると思います。

【おまけ】
それでも、砂漠の虎のあのスーツだけは勘弁して欲しかった。シリアスなセリフをしゃべっているのに、笑っちゃうじゃないか。くそう・・。(><)