星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NieA_7」第3話

第3話「宇宙人と、レディオノイズの湯」

一気に登場人物を増やしてきましたねえ。しかも、宇宙人ばかり。(変な人ばかり・・とも言う)(^^)

この作品の特徴は、「銭湯」や「新聞配達」「猫」「お茶をすするご隠居」に代表されるような人情味のある下町風情に「宇宙人」というシュールな生き物が違和感なく同居しちゃうところでしょうか? やっぱ、本来ならまったく相性が悪そうなものを強引に組み合わせちゃうところで、絶妙な味を出しているのかなあ・・と感心します。

リアリティのある「身近な生活感」を出しているところが、大事なポイントに見える。(連想されるのは、「じゃりんこチエ」の世界かな?)それがなかったら、作品の雰囲気が一気にマンガくさくなっちゃうことだろうし、つまらなくなっちゃうような気がする。

これは安倍さんの世界観だけの功績じゃなくて、アニメを作っているスタッフの力量にも感心するところです。特にいわゆるアニメ絵になっていない背景美術の巧さに感服します。色彩感覚に他にはない個性が見えるので。(これは「灰羽連盟」にも感じたけど・・・)