第5話「大切な人はいますか」
いい話です。本当に。
自分のことしか考えていない、自分のことしか見えていないさくらさんのキャラクターは、あまりにも自分に似過ぎていて、見ていて痛いほどでした。
しかし、感心するのは、周りの大人たちがみんな立派な人だと言うこと。お母さんもお父さんもおじいちゃんもおばあちゃんも、みんなしっかりした大人で、厳しいながらも的確な指示をさくらさんに与えます。
今回の話では、つばさもヒカルも完全な傍観者で、DDやオルディナもただ出てきただけ。極端な話、マギュアとの対決まで一応出してみただけで物語に何も関わってこないと言う潔さがすごいと感心しました。(^^)
(ただ、牛乳や手作りパンをぱくぱくと食べるシーンだけはちゃんとあるのね)
まあ45分のストーリーの中で、さくらが急に物わかりのよいちゃんとした娘になっちゃうのは、展開上、無理が感じられるところだけど、それでも制作者側の伝えたいことはしっかりと伝わったような気がしたので満足でした。
今の私に必要な物語でした。本当にありがとうございます。>制作者の方々へ。
そして、「大切な人はいますか」という「大切な人」というのは、他でもない「子ども」の事だったのですね。
大人たちはそうやって、子どもたちのことをいつも見守っている。それがわかっただけでも、この物語を見た甲斐があったような気がします。いや、本当。