星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NieA_7」第7話

第7話「母船と合コンと曇り空の湯」

ああ、なんだか痛ましいなあ。マジで涙が出てきて困っちゃった。
せっかく合コンに誘われて、支払いも男持ちだというのに、なんで主人公が困ったような顔をしているのかと思ったら、着ていく服がないのか。髪もばさばさで、カットするお金もない。

確かに彼女の服は他のキャラと比べてもぱっとしないんだもの。同じクラスのみんながあんなにかわいらしいはでな服を着ているのに。18歳の女の子とは思えないほどだよね。

それで「私なんかが行って、本当にいいのかな?」と、何度も繰り返す気持ちが痛かった。そして、とうとう断りの電話を入れてしまう。

こういうとき、通常のアニメならコトミさんあたりが助け船を出してくれて、「私の服を貸してあげるわ」とかなるんだろうけど、そう言う風には決していかないところが、この作品のいいところかもしれない。

別にそうまでして合コンに行きたいわけでもないのだけれど、それでも自分は他の人と違う・・と気づいてしまう哀しみ。
それでニアに対しても八つ当たりしてしまう。
「自分は落ちこぼれだ・・」と自覚してしまう苦しさなんだね。その気持ちがよくわかるから、見ていてもつらかったです。

それにしてもニアのうっとうしさはどこから来るのかと思ったら、それこそ彼女はネコそのものかもしれないなあ・・とちょっと思った。
図々しくて、ふてぶてしくて、うっとうしく、ちょろちょろとまとわりついてくるみたいで。それでもいなくなったらちょっと寂しいと思えるような存在として・・。