第10話「蛍火と、夜想曲の湯」
だんだん、この作品って実は隠れた傑作だったんじゃないか? という気がしてきた。最初のうちこそ、単なるシュール調のギャグアニメなんだと思いこんでいたんだけど。で、笑えるけど、それ以上にはなんにもないのかと思っていたら、とんでもなかった。
思いの外、シリアスでまじめな話だったんだね。特に後半の展開はかなり重くなってきた。
何しろ、蛍火と夜想曲、ニアの聞いた「さよなら」という言葉。疲れた様子のコトミさんの表情。終末に向けて物語も進み始めたという感じですね。
個人的にはコトミさんに何も喋らせずに、おばあちゃんの盆栽の枝のアップだけで「切る」というイメージを表現した方法が好きだなあ。
荏の花湯がなくなってしまうのか。(←現時点では、まだ何も語られていませんが・・)そんな大事なときにニアまでいなくなってしまった。今まで丁寧な日常描写をしてきたが、その平和な風景が壊れ始める予感がある。オーソドックスながら、こういう展開は大好きですわ。
さて、キャラクターたちはこの危機を乗り越えられるのか? あと3話で最終回だし、続きが楽しみです♪