星の原休憩所

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「竜馬がゆく」第5巻 司馬遼太郎

■「竜馬がゆく」第5巻 司馬遼太郎 文春文庫 評価★★★★

この作品にはいい言葉がいっぱい書いてあるんだけど、今回、印象に残ったのは、西郷隆盛の「おのれを愛するなかれ」という信条かな。いろんな意味に取れる言葉だけど、個人的には「保身に走るな」という意味に見えて、ぐさぐさきました。(^^);
自分のことばかり考えるな! と言うか・・。

すぐ言い訳をしたくなる私のような人間には、その言葉が痛かった。(><)

つくづく思うのは、やっぱもっともっと世の中の動きを知らないと、何を書いても言葉が軽いなあ・・ということ。私はまだまだ世間知らずだからね。無駄に歳だけとったみたいで・・。

幕末の志士たちが、世の中を変えようといろいろ思索して努力を続けているのがよく見えて、感心します。
現状がまずいと思うのなら、変える努力はなされるべきだし、ネットにおいて言葉を発信するのもひとつの「働きかけ」には違いない。せっかくそういう場を与えられていながら、つまらないことしか書いていないようで、自己嫌悪なんだわ。
そのためには、地道でもやっぱ勉強するしかないと思うわけで、今更ながら日本の近代史から読み直している。歴史を学ぶための小説なら、まず司馬遼太郎だと人に教えられたので読んでいるけど、今後も幕末から、明治、大正、昭和にかけての小説を読んでいきたいと思っている。

とは言え、「竜馬がゆく」を読み終わったら、今度こそ流行の「マリ見て」にチャレンジしてみたいとも思っているけど・・。(^^);
キノの旅」7巻も早く読みたいしなあ。まあ、地道に行きます。