第10話「Compensation(代償行為)」
第11話「Party(パーティー)」
ベアって思いの外、年配の男性だったようですね。免許を持っている息子がいるからには40代後半か、50代以上かな? 奥さんと別れたとき、息子はちょうど司ぐらいの年頃だったのでしょうか。
自分が育てられなかった息子の影を司に見ていたとは、ミミル同様、大人たちにもいろいろ事情はあるようですね。でも、その気持ちはよくわかる。人はみんな他人の中に誰かの影を見ているものです。それは自分だったり、他の身近な誰かだったりするのだけど・・。
そういう人が寄せ集まって、疑似家族を形成するパーティ。そんな家族ごっこでも、人には必要なわけで。だって、一人では寂しすぎるから・・。
そういうことを考えていたら、やけに泣けてきた。こういう話には弱いなあ。
ところで、「出会いは神のみわざ、別れは人の仕業」って「萩尾望都」だと言っていたけど、出典がわからなかった。ほとんどの作品は読み尽くしたはずなんだけど、まだ知らない作品があるのか? あるいは見落としたのかな? うーん??