星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED」第37話

第37話「神のいかずち」

自分にできることを、できうる限りやっていこう・・という方向性がそれぞれのキャラクターに見えてきた感じで、励まされます。優柔不断だったキャラたちがみんな前向きに動き出したみたい。

残酷な殺戮シーンもどんどん出してきましたね。と言うか、「戦争」を描く以上、そういうシーンは必要でしょう。TV局の都合で出せないのかと思っていたけど、そもそも「死」を描かない「戦場」を描く方がよっぽど怖いしね。まあ、多少なりとセリフがしつこいというか、あざとい感じはするけれど、そのぐらい極端な方が一般のファンに物語のテーマがわかりやすく伝わるし、いいんじゃないかな?

「まさか本当にアスランと殺し合いになるとは、思っていなかったんだ」というキラの気持ちはよくわかるところです。人間、自分が最悪の事態に置かれている状況は、意識して想像しないようにするものだと思うので。
無責任な関係のない人なら、「普通に考えればわかるだろう?」とか言い出しそうだけど、本当に自分がキラと同じそういう状況におかれたら、自分は友だちと戦えるのか? 戦うところを想像出来るのか?
そんなことは起こらない・・と根拠もなく思いこもうとする方が自然な心の働きだと思う。

誰だって、一番嫌なことはなるべく考えないようにするものなんだよ。それを責めることは、私にはできません。

キラが生きていたことを素直に喜んだカガリの姿には、癒されますね。彼女は本当にいい子だなあ。