星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「キノの旅」第10話

第10話「機械人形の話」

SFとしてはありがちなストーリーなんだけど、こういう話、私は大好きなんですわ。(^^)

彼女の人生は、果たして幸せだったのだろうか?

そういう疑問をそっと投げかけてくるみたいな展開。
前回の話数ともリンクするけれど、現実の我々の世界だって、あくまで自分の視点で生きているわけだから、本当は自分以外のすべての人が実は機械人形なのかも知れない。そうではない保障はどこにもないわけだし。

自分は実はとっくの昔に狂っていて、他人はそれを知りながら、黙って演技を続けているのかもしれない。

悲しいけど、どこか優しいウソの世界。それでも、人は誰かとの関わりを持たねば生きていけないわけだから。そういう切なさがそっと残るお話でした。よかったです。(^^)