星の原休憩所

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「竜馬がゆく」第6巻 司馬遼太郎

■「竜馬がゆく」第6巻 司馬遼太郎 文春文庫 評価★★★★

学校で習ったときには、「坂本竜馬薩長同盟を成立させました」として、年表の一事件として暗記して終わり・・・だったような記憶しかないんだけど、ここまでドラマチックだったとは思いませんでした。(^^)

幕末の男たちは、みんな竜馬が大好きだからねえ。
桂と西郷は仲が悪いから、二人で会談させて同盟させようとしても、全然うまくいかなかったんだけど、竜馬が怒りと涙の2攻撃で「長州がかわいそうではないか!!」と間に入って訴えると、もうそれだけで西郷が折れちゃうと言う。(^^);

「坂本さんがそこまで言うのなら・・」と二人ともOK! こうして薩長同盟は成立しました。歴史の流れは変わりますって。

すごいなあ。・・人望ですねえ。

他の死んでいった男たちも、みんなして「坂本さんさえいれば・・」「坂本さんさえ・・」って、すごいです。男が惚れる男だったのがよくわかります。

そういえば、学生の頃、京都の寺田屋に行ったことがあるのだけど、そのとき、壁に掛けられていた坂本竜馬の肖像画に向かって、若いお兄さんが正座して深々と頭を下げていたことを思い出します。
今になって、やっとその気持ちがわかりました。(^^);