星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「諸葛孔明 時の地平線」第6巻 諏訪緑

■「諸葛孔明 時の地平線」第6巻 諏訪緑 小学館PFコミックス 評価★★★★★

坂本竜馬もそうだけど、孔明も丹念に世の中の動きを見、この国をよくするためにはどう動けばいいかじっくりと考えて、一番確実な方法を自分の計画に組み込んで、事を進めていく。その周到さが立派だなあ・・と感心しました。

相手がどんな人物なのかちゃんと見抜いて、信用出来る人物かどうか、信用するに足る人間かどうか見極めていく。うかつに人を信用するのもどうかと思うけど、最後に賭けるのは、やはり「相手を信じる」こと。

相手を信用出来なかった故に失敗した曹操だけど、その彼も敵にしてはあまりに人間としてもろく、魅力的な人物に見える。

三国志」で、ここまで人間くさいドラマを描いてくれたことに感動してます。あいかわらず、高レベルで面白い。続きが楽しみです。