星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED」第42話

第42話「ラクス出撃」

個人的には一番楽しみにしていた、ザラ父子の対決ですが、一番肝心のセリフをザラ委員長が言わなかった点が、ものすごく残念。
つまり・・。

アスラン! 貴様は母の無念を忘れたのか! 奴らはお前の母を殺したのだぞ!」
「父上! 血の恨みを血であがなっていては、憎しみの連鎖が続くだけです!」

こういう会話があれば、物語のテーマがぐっとわかりやすくなっただろうと思うのだ。ザラ委員長の気持ちだって、はっきりするし。
せっかく、亡くなったお母さんの写真を横に置いておきながら、それがほとんど意味をなしていないのはもったいない。

囚われの身になると聞いていたから、ものすごく楽しみにしていたのに(←をい)、あっさり助かっちゃうアスラン。撃たれたのは、精一杯のファンサービスだったのでしょうか?(あれは美味しかった♪)

「僕たちはまだ死ねない」とか、気を持たせるようなことをさんざん言っていたわりに、助かるのが早すぎる。もうちょいそのセリフを生かして、生き別れ状態を続けて欲しかったのになあ。あと10話ぐらいしかないと、やっぱそこまでドラマを作っている余裕がないんでしょうか? 総集編の連続で予定されたエピソードが足りなくなっているのかもしれません。

ラクスがキラに「お父様が・・」と言い出すのは、さすがに唐突。まあ、それでカップルが成立しました・・というのをやりたいんだろうけど、少々展開が早過ぎるなあ。ラストに向けて、広げた風呂敷を急速にたたみ始めたと言うことでしょうか??