第1話「はきだめのブルース」
印象に残ったセリフ。「・・懐かしいねえ。あの頃が・・」
わざと言わせているんだろうけどね。(^^);
かつての松本零士大ブームを覚えている身には、当時のノスタルジーも手伝って、退廃的なムードが漂う未来社会が限りなく「今」を表しているように感じました。
「ハーロックはもう死んでしまったんだよ・・・」
かつて、戦士がいた。誇りを持って戦う男たちがいた。今はもう・・いない。
昔だったら、「君の信じるものを守るために戦え」みたいなテーマをもっとおおっぴらに出せたような気がするんだけど、今じゃ台場くんもすっかりひねくれた少年になっちゃって・・。父親の言うことなんか、聞きやしない。
ここでもあっさりと殺されてしまう「父親」と、その代わりになるような「大人の男」としてのハーロックの登場。
ハーロックとの出会いによって、台場くんの成長ぶりを描くのだろうか?
第1話としてのインパクトは十分だし、松本節にこだわりきった作画は往年のファンも喜ばせることができたんじゃないかな?
悪くないです。